アーカイブ : 2012年 2月

免疫力を上げるアミノ酸 シスチンとテアニン

アミノ酸の一種のシスチンとテアニンが強度の高い運動後に起こる炎症を抑え、手術後の免疫機能をアップさせるなど、体内の免疫力を上げ体調を早期に回復させる効果があることを味の素、東京大学、仙台オープン病院との合同研究において発見したそうです。

アミノ酸の「シスチン」は鶏肉など肉類に多く含まれており、体内では、肌の角質層、毛髪、爪の部分にに多く含まれています。主な効能としましては、コレステロールの低下、ブドウ糖の代謝の促進、デトックス作用などがあります。

「テアニン」はお茶に多量に含まれているアミノ酸です。主な効能としましては、リラックス効果、PMS時のイライラなどの精神的症状の改善、睡眠の質の改善、血圧降下作用、記憶学習能力の向上などさまざまな効果が報告されています。

また、免疫機能を向上させる働きをするグルタチオンの合成を高める働きがあると考えられており、今回の研究では上記のアミノ酸2つの配合物を使用したそうです。

実験ではまず,ボディビルダーなど日常的に激しい筋力トレーニングを行っている男性15人と、陸上競技の駅伝選手の男性16 人を対象として、シスチン、テアニン含有食品群とプラセボ食品群との2つに分け、それぞれ一定期間を摂取させました。

その結果、プラセボ群と比較して、シスチン、テアニン含有食品群を摂取したグループでは、運動負荷後の炎症指数の増加、免疫機能指数の低下、筋崩壊指数の上昇が抑制されていることが分かりました。

シスチン、テアニンの摂取が,強い負荷の運動による過剰炎症反応を抑え、体のコンディションを早く回復させる働きがあるという結論に達したそうです。

次に行われた臨床試験では、胃の部分切除手術を受けた患者に対してシスチン、テアニン含有食品を手術後10日間摂取してもらった結果、

プラセボ群と比べ血中における炎症指数の増加と免疫機能指数の低下が抑制されました。さらに、手術後の体温の上昇および安静時エネルギー消費量についても,プラセボ群と比較して有意に抑えられてることが分かりました。

これ以外にもインフルエンザワクチン接種後の高齢者における抗体産生の増強や,成人男性における冬期風邪発症の抑制などを確認おり、今後の良い結果報告が待たれるところです。

皆さんもシスチンとテアニンを普段から摂取するよう、お茶をよく飲み、肉類を多く摂取するようにしましょう。テアニンはサプリメントとしてもポピュラーですので普段から取り入れるようにしても良いでしょう。

それでは、また次回お目にかかりましょう。